介護でつながる輪

「あなたならどうする?」歩くのが大変だなあという方に、あなたならどう声をかける?

―――介護を受けられている方に歩いてもらう為に、どんなお声がけをしますか?

「歩くこと」というのは、筋力だけでなく、身体機能を維持することにもつながり、高齢者にとってはとても重要な意味を持ちますが、「ひざや腰がつらくなるから、歩くのが億劫」「転んで骨折すると怖いから動きたくないなぁ」といったお気持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一方、「少しでも歩いてほしい」と願っているご家族もたくさんいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、そんな歩くのをついついしぶってしまうご家族に、どんな風に声をかけているかについて、「けあのわ」にてお話をおうかがいしてみました。結果をご覧ください!

■あなたのペースで、「ゆっくり」歩こう。

足腰が弱ってしまうなどの理由で、外に出ることをしぶるご家族に対し、「ゆっくりでいいよ」「ゆっくり歩こう」といったお声がけの言葉がたくさん登場しました。自分のペースで歩いていいんだよという声に、気持ちが少し楽になるのかもしれませんね。

from:ライトークさん
家では日頃ベッドの上だけの生活です。
食事の時だけ支えてあげながら、台所まで歩いて行きます。
歩くことで便通を促したり、体力の衰えを少しでも抑えてくれているようです。
調子が良いと食後にトイレに向かいます。

おはよう!
美味しい御飯の時間だよ。
大根の煮しめに肉じゃがもあるよ。
一緒に台所に食べに行こうね!
いいかな?ベッド起こすよ。

大丈夫だよ。
ついているからね。凄いね。
今日はスムーズに立てたね。
ゆっくりで大丈夫だよ。

話しかけながら台所に向かっています。

from:はな03さん
同じペースで歩いてあげるのが一番なので楽しい会話をしながらゆっくり歩いています。
黙って歩いていると苦痛になるみたい。
1人でも色んなこと考えながら歩けるといいのですが。
それは不安らしいです。
自信がつけば不安は消えるかな、と距離を伸ばしているところです。

■好きこそ、「歩み」の上手なれ。

「いっしょに歩こう」と誘っても、なかなか頷いてくれないご家族。でも、ある魔法のキーワードを言うと、突如、重たい腰が軽くなることも…
その魔法のキーワードとは、「大好きなこと」。好きなことに対しては、いくつになっても頑張れるものですね。

from:yuritakaさん
あばらを骨折しあまり動かなくなり、外出もせず歩くことも少なくなった母ですが、私とのお茶の時間は大好きです。「お菓子でも食べながらコーヒータイムにしよう」と声をかけると、家の中なら嫌がらずゆっくりとテーブルまで来ます。天気の良い日は近所を5分ほど歩きます。母よりも私の方が疲れますが…。

from:さいきんさん
祖母が要介護状態です。
「今日、天気がいいから畑の様子見てみる」と言って連れ出したことがあります。
祖母がまだ要介護状態になる前には、畑仕事に精を出していました。
もう、畑仕事ができなくても、少なからず畑のことが気になっているようです。
周囲に手間をかけるからと言って、祖母は遠慮しがちですが、
連れ出すととてもうれしそうな表情を見せます。

from:チャッピーさん
足の悪い父はデイサービスの日以外は部屋にこもりきりです。
時々のぞきに行っては、「今日はいいお天気だよ。
一緒にそばの公園まで散歩に行かない?」と誘っても、いつも返事はノー!
あきらめずに、「庭のシクラメンがキレイに咲いたよ。いい香りだよ。」
と言っても動いてくれません。

でも近所に住む内孫が遊びに来ると、杖をつきながらリビングにやって来ます。
ほんと、孫には勝てません(笑)

■ちょっとした距離でも、歩いてみよう。

かなりのご高齢やとても足腰が弱っている方にとっては、ちょっとした距離でも歩くことは大変なことですね。そういった方にも少しでも歩いてもらえるようにと、ご家族はさまざまなお声がけを工夫されているようです。

from:くまピョンさん
父は圧迫骨折してからあまり長い距離を歩けなくなってしまい、スーパー等に行ってもすぐに置いてある車椅子に乗ってしまいます。少しでも歩いて欲しいと思い、スーパーの入口から駐車場の車の置いてある所までは買い物カートを押しながら歩いてね!と言うと今の所はなんとか歩いてくれています。

from:りぼんさん
91歳の母、腰痛がひどく歩くのがつらいのですがトイレには頻繁に行くので、その往復が運動代わりです。伝い歩きですので目は離せません。本人の気が向く日には、廊下を歩かせたりしています。骨折の心配がありますので無理せず、いつまでもトイレには自分の足で行けるようにがんばろうねと励ましています。

いかがだったでしょうか?

今回、お寄せいただいたエピソードを拝見しますと、「いっしょに、ゆっくり歩こう」「色んなお話をしよう」「好きなことで誘おう」…など、「歩く」ことが苦痛なことではなく、楽しいことなんだと思ってもらえるように、いろいろなお声がけをされている姿が見受けられました。
足腰が弱ってしまって、歩くことに遠慮がちになっているご家族がいらっしゃる方は、ぜひみなさんのお声がけを参考にしていただければと思います。

もっとたくさんの<「あなたならどうする?」歩くのが大変だなあという方に、あなたならどう声をかける?>エピソードを読みたい!という方は、ぜひこちらをご覧ください。↓

★「あなたならどうする?」歩くのが大変だなあという方に、あなたならどう声をかける?★

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