冬本番を迎える12月。
ここ数年は暖冬と呼ばれ、平年よりも平均気温が高い冬が増えているとはいえ、やっぱり冬は寒いですね。
12月生まれの赤ちゃんの親御さんが、冬の寒さを心配するお気持ちはよくわかります。
室内と外気との寒暖差、日中と朝晩の寒暖差も大きい時期なので、出産準備に身構えてしまうお気持ちもわかります。ですが、過剰に準備品を揃えて「結局使う機会がなかった…。」などということのないよう、最低限必要なもの、これは準備した方がよいというものを中心にご紹介していきたいと思います。
ぜひ、参考になさってください。
12月生まれの出産準備リスト一覧表
12月はこんな季節
12月は1年の締めくくりと新年を迎える準備とで、いろいろと慌ただしい月です。クリスマスや忘年会、年賀状を用意したり正月の準備をしたりと、イベントも多い月ですね。
初雪が観測される地域も増え、気温の低下や空気の乾燥とともに、体調を崩しやすい季節でもあります。「冬の間は風邪が怖くてマスクを外せない!」という方も多いのではないでしょうか。
12月生まれに最低限必要な準備品は?
本格的に寒くなる季節は、お出かけは最小限に抑えてなるべく室内で過ごすことをおすすめします。
お出かけできるようになる春は、まだまだ先になるので、寒さ対策よりも室内で快適に過ごせるアイテムを揃えておきましょう。お部屋の温度に合わせた肌着やウェアを準備するのがよいと思います。赤ちゃんを迎える嬉しさや、冬生まれということの心配とで、あれやこれやと揃えておきたい気持ちはわかりますが、お出かけができる頃にはせっかく準備したアイテムもサイズアウト…なんてこともよくある話です。「冬の間は赤ちゃんとのおこもり生活を楽しもう!」と決めて準備するくらいでちょうどよいかもしれません。
基本的には薄手のものを重ね着させることで調節するのがよいでしょう。「風邪をひかせないように」と厚着をさせたくなると思いますが、室内は暖房を効かせていると思いますので、あまり着せすぎると汗をかいてしまいます。生まれたばかりの赤ちゃんはまだ自律神経が発達していないため、自分で体温調節をうまくできません。ですので、顔色や手足の血色、お腹や背中に汗をかいていないかなどを見ながら、肌着の枚数や上掛けの調整、室内温度の調節をしてあげましょう。
メインとなる肌着類は、短肌着を5〜7枚くらい用意し、その上に重ねて着せる長肌着やコンビ肌着を数枚ずつ用意しておくとよいでしょう。
また、冬生まれの赤ちゃんのために一番気をつけてあげたいのが、乾燥対策。乾燥は、肌荒れをおこしたり、ウイルスを活発にするので風邪のもととなったりします。特に、暖房器具にエアコンを使用しているのであれば、大人でも空気の乾燥に困るほど。
エアコンによる空気の循環によって、肌の水分が奪われやすくなります。エアコンにはストーブと違って赤外線によるあたため効果がなく、空気をあたためることしかできないため、寒さが厳しければ厳しいほど、エアコンの風量も増えるでしょう。それによって、さらに乾燥を促進してしまうことになります。
ストーブであれば、上にやかんを置いて常に加湿できる状態もつくれたりしますが、家の事情で暖房に火を使えないご家庭も多いと思います。対策として、加湿器をしっかり準備しておくとよいでしょう。
加湿器と合わせて温湿度計も用意しておくと便利です。ほとんど室内で過ごすことになるので、常にお部屋の温度や湿度に注意を向けてあげましょう。
用意しておくと便利なアイテム
生後1ヶ月はもちろん、冬生まれの赤ちゃんは、しばらくの間ほとんどの時間を室内で過ごすことになりますが、どうしても連れて出かけないとならないこともあると思います。そんなときのために、ちょっとオーバーサイズのジャンプスーツを1着用意しておくと便利です。
手足も含め、赤ちゃんをすっぽり包んでくれるジャンプスーツは、冷たい風を通さず防寒してくれます。フード付きのものがほとんどだと思いますので、頭もしっかりあたためてくれます。
ただ、使う頻度はそんなに多くはないと思いますので、購入の際、サイズ選びは慎重に。生後2ヶ月、3ヶ月と赤ちゃんの体はぐんぐん大きくなっていくので、洋服のサイズアウトもあっという間。しばらくの間使えるよう、少し大きめサイズを用意しておくとよいでしょう。
まとめ
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- 12月生まれの赤ちゃんには、寒さ対策と乾燥対策が必要。
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- 暖房を効かせた室内では、赤ちゃんの状態を見ながら重ね着で体温を調節してあげる。
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- エアコンの使用により、乾燥が促進されるため、加湿の準備をしておく。
- 外出用に大きめサイズのジャンプスーツを用意しておくと安心。
12月生まれの赤ちゃんの出産準備は、割と厚めの衣料をたくさん準備しなければと思いがちですが、実際にはほとんど暖房の効いた室内で過ごします。薄手のものを重ね着で調整できるよう準備するようにしましょう。
また、風邪がはやる季節です。ウイルスが活発になる乾燥状態を避けられるよう、湿度計を準備し、お部屋の湿度をしっかりチェックするようにしてください。そして、お部屋を常に適切な湿度に保てるように、お住まいに合わせ、加湿器などの乾燥対策もあらかじめ検討・準備をしておきましょう。