世代を超えての“育児”仲間。何かと文化の違いも大きいイスラエル。

グローバルおむつ&育児事情イスラエル編

シリーズ5回目となる『グローバルおむつ&育児事情』。今回は地中海に面している中東の国・イスラエル編をご紹介しましょう。日本では当たり前だと思っていることでも、外国では常識や価値観が違ってびっくり!ということも。特に子育てやおむつの使い方に関しては、お国柄や文化の違いがわかりやすく出るようです。
そこで今回も、海外で子育てしている日本人ママによる現地のおむつ&育児レポート>をお届けします! イスラエルと日本の子育て、いったいどんな違いがあるのでしょうか?

 

グローバルおむつ&育児事情<イスラエル編>

今回、イスラエルのおむつ&育児情報をレポートしていただいたのは、1歳9ヶ月の女の子のママ後藤さん。イスラエルに移り住んで9ヶ月になります。

レポート担当の後藤さん

*2014年6月にイスラエルへ引っ越した1歳9ヶ月の女の子のママです。

育児をしていて日本と違うコトは?

イスラエルのショッピングモール
*ショッピングモールのプレイルームの無料クラス

ファミリーフレンドリーなイスラエル人

イスラエルはとても育児しやすい環境が整っていて、助け合いながら楽しく育児できる国だと感じています。子だくさんの家庭が多く、3〜6人のきょうだいや、双子・年子もよく目にします。また、いたるところに子どもが遊べる遊具があり、地面が柔らかいマットで覆われた安全な公園や遊び場があります。そこに、平日の朝はベビーシッターさんやおじいちゃんおばあちゃんがベビーカーを押して現れ、わいわいおしゃべりしたり歌を歌ったりしています。
またピクニックと称して公園で集まったり、誰かの誕生日をお祝いしている光景もよく見かけます。ママ友同士の集まりというより、近所付き合いや知り合い同士で世代を超えて“育児” している仲間のような雰囲気です。イスラエルの祝日が近くなるとその行事に関連したイベントがあり、普段もイスラエルの文化について周りの人たちが気軽に教えてくれます。

 

「こんなに日本と違うの?」イスラエルならではの驚いたコト

紛争地域のためシェルターがある住宅も

イスラエル子供部屋
*子ども部屋の様子

イスラエルシェルター
*シェルター入口、身の危険を守るための頑丈な扉、シェルター内の様子

イスラエルに来てすぐガザ地区との紛争が始まり、とても不安な日々が続きましたが、イスラエル人の冷静な対応には驚きました。住宅や建物内には、緊急避難用のシェルターがあります。また万が一に備え、イスラエル人の家庭には国から支給されたガスマスクが常備してあるそうです。実際、私たちの街でも物々しいサイレンが鳴り響き、シェルターに逃げたことも数回ありました。共有シェルターで一緒になった現地のママに、生活に不安はないのか聞いてみると、「これがイスラエルの日常よ、心配いらないわ」とのこと。イスラエルはショッピングモール、スーパー、観光地など人の出入りが多い場所でも厳しいセキュリティチェックがあります。こういったことが日常生活の一部になっていることに本当に驚きます。同時に、イスラエルに来て平和について考えることが多くなりました。

衛生面でも細かいことは気にしないイスラエル

イスラエルマナー

衛生面では気になることがたくさんあります。イスラエルはきれいなビーチがたくさんありますが、浜辺にはタバコの吸い殻やゴミがたくさん散らかっています。また一般道や植え込み、公園やマンションの芝生には犬の糞がいたるところにあり、幼児を歩かせるには注意が必要です。でも現地の人は犬の糞があっても芝生で普通に子どもを遊ばせています。ショッピングモールのプレイスペースにも、子どもだけでなく大人まで靴を履いたままあがります。私はどうしても衛生面が気になるので、いちいち娘の手や足を拭いているのですが、周りの人に驚かれて「そんなに神経質にならないで、あまり気にしないのよ」と言われてしまうこともあります。

 

パパの育児参加率はどのくらい?

イスラエルの石畳で後藤さん親子
*イスラエルの石畳を歩く後藤さんのご主人と娘さん

イスラエル人ママ強し!パパの育児は当たり前!?

物価が高いこともあり共働きが多く、働いている女性は育児休暇約3ヶ月後には職場復帰する人が多いそうです。職場も、勤務時間や勤務体制は柔軟に対応しています。子だくさんの家庭が多いので、パパの育児協力は必須なのでしょう。公園では子どもの面倒をみているパパや、スーパーでお買い物しているパパもよく目にします。イスラエルには徴兵制度があり、女性も2年間の兵役義務があります。イスラエルの女性は体力も精神的にもタフだから「男性が積極的に育児参加するのが当たり前よ!」というイスラエル人ママの言葉を聞いて、思わず感心してしまいました。

 

イスラエルのおむつ事情は?

イスラエルのスイミング用おむつ
*イスラエルのスーパーで売られているスイミング用おむつ

スイミング用おむつは必須アイテム!?

イスラエルで売られているおむつは、世界有名ブランドとお店のオリジナルブランドがありますが、日本のようなおむつの質は期待できません。紙質が少々ごわごわしていますし、足回りに伸縮性がないのですきま漏れも頻繁にあります。またイスラエルでは、一年中スイミング用おむつが人気で、必須アイテムのようです。一年中温暖な気候と地中海沿岸という場所柄かビーチや噴水がたくさんあり、スイミング用おむつをはいて遊んでいる子どもをよく見かけます。

 

日本のママに伝えたいコトは?

日本の文化を子どもたちと楽しんで

イスラエルのさまざまな文化を知り、改めて自分が日本人であることを考え、素晴らしい日本の文化を伝えきれていないことがもったいないと感じ、自分のルーツをしっかり学びたいと思うようになりました。みなさんもぜひ日本の数多くある行事食、お祭り、風習、しきたりなどの文化を日々の暮らしに取り入れて子どもたちと一緒に楽しんでほしいと思います。そういう生活のなかで日本を感じ、考えることはとても素敵だと思います。

 

編集後記

グローバルおむつ&育児事情のイスラエル編、いかがでしたか?
シェルターに避難することもある生活。厳しいユダヤ教の食事規定。どれも平和で豊かな食生活の日本人には遠い世界の話に聞こえるかもしれませんが、イスラエル人のたくましさには勇気づけられますね。みんなが助け合いながら子育てできる環境もうらやましい限りです。
このシリーズでは、海外と日本の子育てのいいところを再発見して、みなさんにママライフを楽しんでいただける情報をお届けしていきます。
次回の「グローバルおむつ&育児事情」もお楽しみに♪

 

 

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